2005年にデビューしたオリラジは、翌06年に芸人最速と言われている冠レギュラー番組を深夜帯でスタート。07年には、芸人の誰もが目指し、頂点とも言えるゴールデンタイムでの冠番組を担当。しかし、それらはあくまでも彼らの人気が先行しての結果だった。やがて、実力の伴わないオリラジは、アイドル芸人と揶揄され、担当番組は次々と打ち切られた。そんな現実に、中田は武勇伝頼みだった自分たちのネタを見直すべく漫才に打ち込む。しかし07年から再度チャレンジしたM-1では準決勝止まり。その後も挑戦を続けたが、決勝への道のりは厳しかった。
「武勇伝のイメージが強い彼らですが、漫才への思いは、他の芸人に比べても強いものと言えます。なんせ毎年のように漫才で全国ツアーをしてますからね。ただ、彼らの漫才への評価は意見の分かれるところでしょう。全国ツアーのライブDVDを見る限り、会場は沸いてますが、それは彼らのファンだから当然と言えますしね。ネタはといえば、M-1で準決勝止まり、というのがよく表しているんじゃないですか。ただ、最近のテレビはネタどうこうより、芸人自身のキャラが重要ですからね。そういった意味では、藤森のチャラ男キャラは、ネタよりも断然テレビ向けと言えます」(業界関係者)