アイドルを死に追い込む「芸能界の孤独

 若くして命を絶ったアイドルといえば、1986年4月8日に所属していたサンミュージックの屋上から飛び降り自殺した岡田有希子(享年18)が真っ先に思い浮かぶ。彼女の死の真相も諸説あるが、人気俳優との恋愛関係のもつれが直接の原因だったというのが業界の定説となっている。岡田が投身自殺する10日ほど前には、ドラマ『スケバン刑事』(フジテレビ系)などに出演したアイドル・遠藤康子(享年17)が飛び降り自殺しており、恋人との交際を事務所に反対されたことが原因と言われた。97年5月に自殺した女優・可愛かずみ(享年32)は、当時ヤクルトスワローズ投手で元交際相手の川崎憲次郎が住んでいたマンションから飛び降りた。また、90年代に活躍した三人組セクシーグループ「みるく」の堀口綾子(享年22)は、音楽的才能が認められてソロ歌手としての将来を嘱望されていたが、仕事の方向性に関して事務所と衝突があった中で95年4月に首つり自殺した。

 いずれも誰もがうらやむほどの才能や若さがあり、将来を悲観する要素が一見ないように思える彼女たち。上原についても、ひところよりは仕事が減ったものの、FXの勉強を始めてラジオで冠番組を持つなど十分に活躍していたと言える状態だった。大事な恋人や肉親を失ったとしても、慰めてくれるタレント仲間や関係者はたくさん居たはずだ。にもかかわらず、なぜ彼女たちは死を選んでしまったのか。

「失恋や肉親の死など大きな心の支えを失った時に死を選んでしまうのは、タレントに限ったことではありません。しかし、特に人気タレントとなると世間とのかかわりが薄くなり、タレント仲間やスタッフ、事務所関係者としか顔を合わせなくなるため、視野が極端に狭くなります。しかも、ほとんどが仕事上の関係であり、自分を『商品』としてしか見てくれません。だからこそ、自分を一人の人間として見てくれて、どんな時でも絶対的な味方でいてくれる肉親や恋人に極端に依存してしまうのです。依存対象がマネジャーや事務所の社長になることもありますが、その信頼関係は仕事の成り行きで簡単に崩れてしまう。人気アイドルといっても、心に弱さを抱えた若い女性。支えを失った時のショックが大きすぎるあまり、自分の状況が冷静に見られなくなるのかもしれません」(芸能事務所関係者)

 一見華やかな芸能界だが、孤独に苦しみながら必死に笑顔をつくって愛嬌を振りまいている悲しいタレントは、我々が思っているよりも多いのかもしれない。
(文=ローリングクレイドル)

(※画像は『ブラックジャーナル 追跡! アイドル闇市場』/ティーエムシーより)

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