アンゴラ村長の「性を武器にしたくない」発言は一貫性がある

アンゴラ村長の「性を武器にしたくない」発言は一貫性がある

 4月15日に配信された『おぎやはぎの「ブス」テレビ』(AbemaTV)に、にゃんこスターアンゴラ村長が出演。お笑いの世界で「性を武器にしたくない」と語り、大きな注目を集めている。

 同日の放送は、男性ばかりの状況で“姫”として扱われる“紅一点ブス”をテーマにトークを展開。アンゴラ村長は紅一点の状況になった時、「周りに気づかせないように声を低くしている」「女を出さないようにしちゃいます」「性で近づいている感じがしちゃうじゃないですか」「カルーアミルクを飲みたくても瓶ビールとかを注文する」と語っていた。

 またお笑い界に身を置いている今の状況について、「芸人になりたくてなったのに、気づいたら男が多い職場になっちゃった」とコメント。「性とか女のことで笑わせるのは、ちょっと私は……」「性を武器にしている女芸人さんを見て、何度も自分を戒めている」と批判的な意見を展開している。

 アンゴラ村長といえば、ネット上では「可愛い」「いいや自分のことを可愛いと思っているからダメだ」等々、その容貌を評価されがちだった。外見至上主義に一石を投じるような今回の発言は、使い古された気もするが1周回って“イマっぽい”と言えるかもしれない。

 アンゴラ村長は、2017年に放送された『1周回って知らない話』(日本テレビ系)で、尼神インター誠子と容姿を巡って口論を繰り広げたこともある。

 番組内で誠子が「可愛い女芸人が出てきたって言われてるけど、アンタそんなでもないで!」と噛みつくと、アンゴラ村長は「顔とか生まれとか、変えられないものを蔑むっていうのは古いっていうか」とコメント。その後、スタジオを巻きこんでお笑い論が展開されるなど盛り上がりをみせていた。

 このアンゴラ村長の発言について誠子は、2018年11月にWebメディア「Dybe!」掲載のインタビューで回顧。「発言をどういう心境で受け止めたのか?」と聞かれると、「アンゴラちゃんは、やっぱりかわいいじゃないですか。女芸人も、多様性が出てきたなと思いますね。ああやって、可愛い子がいるからこそわたしたちが際立つんですよ。喧嘩もできるし、議論もうまれる。バラエティとして、新しいタイプの女芸人が出てきたのが本当にありがたいんです」と語っていた。

 それが多様性なのかというとまた微妙なところだが、従来通り「ブスを売りにしたい女芸人」や「性を武器にしている女芸人」が大勢いる中、「そういうのは古いしやりたくない」ときっぱり拒絶し、自分なりのやり方で笑いを生もうと試行錯誤しているアンゴラ村長は、文句なしに「真剣に笑いに向き合っている」と言えるのではないだろうか。

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