目次
  • 看取りが近く一時退院して数日間介護サービスを利用したいと思っても使えない
  • 医療保険と介護保険のリハビリは併用できない
  • 医療保険と介護保険が併用可能な3パターン

介護作家・ヤング~就職氷河期ケアラー就業支援・介護政策提案コミュニテイー代表の奥村シンゴです。

介護保険は、高齢化や核家族化の進行に伴い、家族の負担を軽減して社会全体で支えることを目的に2000年に創設されました。

「よしてよせての会」や取材などで、介護保険がなかった時代に介護をしていた方からの話を聞くと「一人を介護するのに毎月40万円の費用がかかった」「毎日、在宅介護でたまに地域の人に手伝ってもらった」と、今以上に過酷な日々を送った話を聞き「ずいぶん便利になったな」と感じます。

しかし、介護経験者なら一度や二度は「こういう部分に融通をきかせてほしい」と、介護保険に不満を感じたことがあるのではないでしょうか。

今回は医療保険と介護保険の間で生じている不具合について考察していきたいと思います。

看取りが近く一時退院して数日間介護サービスを利用したいと思っても使えない

ここで少し例を挙げてみましょう。

患者の容態が終末期にさしかかり、主治医から「残念ながら長くてもあと1ヵ月持つかどうかです」と余命宣告を受けたとしましょう。

多くの家族は、「入院中の病院から一時外泊し、数日間だけでも家で介護したい」という希望を持つのではないでしょうか。患者本人の一番好きな場所で、好きな人に囲まれながら、最期を迎えさせてあげたいという気持ちになるのは当然です。


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