新型HR-Vが北米で2022年夏にデビュー
米国ホンダは現地時間2022年4月4日に新型HR-Vを発表しました。
日本では初代ヴェゼルとして販売されていた先代HR-Vよりもホイールベースを拡大するなど全体的にサイズアップ。新型HR-Vは11代目シビックをベースにしたSUVとして、2022年夏に発売。北米以外でもグローバルでも販売を予定しています。
欧州のHR-Vとは違う、もうひとつのHR-V
ホンダは、日本ではヴェゼルとして販売しているモデルを日本国外では一部地域を除いてHR-Vとして販売しています。
初代ヴェゼルを欧州や北米などでHR-V(RU型)として販売し、2代目にモデルチェンジしたヴェゼルにあわせて欧州でも新型HR-V(RV型)がデビュー。しかし、北米の2代目HR-Vは日本のヴェゼルとは異なるモデルとして新たに登場しました。

日本のヴェゼルと同じRV型のHR-Vは、4代目フィットのプラットフォームやパワートレインをベースとして採用したSUVです。先代ヴェゼルでも、3代目フィットのプラットフォームが使われています。
しかし、今回北米でデビューするHR-Vはフィットではなく11代目シビックをベースにしたSUVとなっていて、現在公開されている情報では、リアサスペンションは独立懸架方式を採用していることが分かっています。
このほか、パワートレインなども新型シビックと共通になることが予想され、1.5リッターのターボ付きエンジンや、2リッターのe:HEVなどが採用される見通しです。
コンパクトな車が好まれる市場にはフィットベースのHR-V、広い室内や余裕のあるパワーが求められる市場にはシビックベースのHR-Vと、それぞれの地域にあわせたHR-Vを導入することで、HR-Vのもつイメージを地域別に最適化する狙いがあるのかもしれません。
日本では新型シビック タイプRの次にデビュー、年内に

新型HR-Vはテストカーがアメリカで目撃されていましたが、右ハンドルのテストカーも日本で目撃されていたことから、日本でもデビューするのではないかと予想されていました。
これについてホンダディーラーへ確認したところ、「シビックのSUV版」とも言えるモデルが登場することが判明。新型HR-VがシビックベースのSUVであることから、この新型HR-Vが日本でもデビューすることはほぼ確実と言えるでしょう。
登場時期については2022年内で、シビック タイプRの次になるようです。シビック タイプRは2022年秋にデビュー予定のため、2022年冬頃にこの新型HR-Vが日本でも発表されるものと思われます。
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