執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。
「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨガ。
実際にはどのような効果があるのでしょう?
今回はヨガの効果について、医学的に掘り下げていきたいと思います。
日本の一般的なヨガプログラム
医学的な効果についてお話する前に、日本で行われている一般的なヨガプログラムをご紹介します。
よく見られるのは、複数のポーズをとったり、目を閉じて瞑想したりする、60~120分のプログラムです。
そして、多くの場合、ヨガの最中はふだんとは違う呼吸法を練習します。
これは、身体の内側に起こる感覚に意識を向けることで、自律神経の働きを整え、心身のセルフケアを目的としています。
それでは、こうしたプログラムから、医学的にはどのような効果が得られるのでしょうか。
ヨガの効果を医学的に実証するため、これまでさまざまな研究が行われてきました。
次項からはその一部をご紹介しましょう。
医学的なヨガの効果:身体的効果
身体の緊張をほぐす
ある研究では、単に横になっているよりも、ヨガの呼吸法を取り入れて瞑想する方が、酸素の消費量や呼吸数が増え、リラックス効果があることが実証されました。
また別の研究では、ヨガを1時間行うと、大脳の辺縁脳と反射脳が沈静化されることがわかりました。
身体機能の改善
ヨガの後に、免疫機能の指標であるNK(ナチュラルキラー)細胞とT細胞系といった免疫細胞(※)を調べると、短時間の間に増加が見られ、免疫機能を増強させる効果があると示されました。