※『女の前で号泣する男たち-事例調査・現代日本ジェンダー考』富澤豊

インターネット上で一晩にして注目の人となった野々村竜太郎議員(47)、政務調査費疑惑についての「号泣釈明」が話題になっている。市役所には700本のクレームの電話があったように、批判の声も多いが、ネット上では「可愛い」「ギャップ萌え」なんて意見もちらほら。


たしかに、今回の会見を異例にしたのは、大声をあげての泣きっぷりだ。人前でのこれほどの号泣はなかなか見る機会がない。男のこんな涙を、女性たちはどう思っているのだろうか。

浜松大学教授・富澤豊氏の著書『女の前で号泣する男たち-事例調査・現代日本ジェンダー考』(2008年 バジリコ)によれば、女性の約3人に1人が男の涙を経験しているという。ただし、その中でも許せないというのが、酒を飲んでの涙や、別れ話での涙だという。逆に許せるのは、ドラマやスポーツに感動しての涙、仕事に成功しての涙、結婚披露宴での友人への涙など。

結局嫌われるのは「自分のためによく泣く男」ということだという。「自分のため/他人のため」、「回数が多い/少ないか」によって、女性たちの男への涙の許容度が変化する。そうすると、今回の野々村議員の涙はどちらかというと、女性からは好まれない涙なのだ。

とはいえ、蓼食う虫も好き好きというか、そんな風に思われてしまう野々村議員の様子に、可愛いとか萌えるとか思う女性もいるわけで、女心は実に多様なものであるようだ。

ちなみに筆者も何度も見ているうちに、たしかに微妙に母性本能がむずむずと…。

文/関本尚子
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