「AR手術ガイド」が米国の市販前認可を取得、医療現場に変革を
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米国のNovarad社が提供するAR手術ガイドが、脊椎手術における使用で「FDA 510(k)」の認可(アメリカで医療機器を販売するために必要な市販前認可)を取得しました。Novarad社のAR手術ガイド「VisAR」は体験した医師に「画期的」と評価されるほど。この技術を用いて、医療現場の変革を目指します。

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HoloLens 2を用いたARガイド

Novaradは、AR手術ガイド「VisAR」を提供しています。患者の身体の画像データを3Dに変換し、身体の上に投影。手術前のプランニング段階や手術中のガイドとして活用できます。

「VisAR」の特徴は、操作性と高い精度です。マイクロソフトの「HoloLens 2」を用いるため、医師が視線を患者からそらしてモニターを見たり、またケーブル等で動きを制約されることもありません。患者に3D画像を重畳する精度は1ミリメートル未満、角度誤差にして2, 3度を謳います。またセットアップの所要時間はわずか2分未満ということです。

「AR手術ガイド」が米国の市販前認可を取得、医療現場に変革を

「デバイスをつけて実際の患者に画像を重ねて見た第一印象は、『素晴らしい、画期的で革命的な技術だ』というものでした。言葉にするのが難しいくらいです」とVisARを体験した医師の1人は語ります。「これまでにも医療分野の技術を、他のVRやARを使ったシステムも含めて見てきましたが、VisARは“ゲーム”の域を超えています」

海外展開も視野

VisARは現時点で米国内のみでの展開ですが、今後数か月で海外展開も計画しています。今回認可を得た脊椎手術に加え、頭部と首の手術についても、FDAの審査中とのこと。医療分野では、手術用途だけでもXRを用いた様々なツールが登場しています。

(参考)PRNewswire

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