基調講演『ソードアート・オンライン』川原氏と『サマーレッスン』原田氏らが語る、VR/ARの未来【CEDEC2017】

物語の必然性がVRを越え、ARを求めた?

 「劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール」に登場したウェアラブル・マルチデバイス“オーグマー”が実現する、VRとARが融合した世界観についての概要を川原氏が説明していると、原田氏が、すかさず「それって、僕らが一番苦手とするところですよね?」と反応しました。FPSは好きだけれど、サバイバルゲームに参加するのはそうでもない……という原田氏にとって、実際のフィールドで生身の身体を動かすゲーム体験は、運動神経がいいプレイヤーが勝てる、現実世界と何ら変わらないものであり、それが「ソードアート・オンライン」の物語の延長線上で描かれたことに、驚きを禁じ得なかったようです。

基調講演『ソードアート・オンライン』川原氏と『サマーレッスン』原田氏らが語る、VR/ARの未来【CEDEC2017】

脚本を手がけた川原氏(※監督の伊藤智彦氏との共同脚本)によれば、劇場版用のオリジナルエピソードを書き始めたのが2014年頃で、当時は、スマートフォンのGPS機能を利用したARゲーム『Ingress』が、一部のユーザーの間ですでに盛り上がっている状態だったとのこと。『Ingress』の位置情報バトルという側面に触発された川原氏は、“VR空間に忠実に再現された東京”を物語のメイン舞台にする予定だったのですが、執筆を進めるうちに、“仮想の東京で戦っているプレイヤーが自分の家のベッドで寝ている”という状態に違和を感じるようになったそうです。現実世界とゲーム世界を行き来するストーリー展開でもあったことから、いっそのことAR世界を生身で頑張っていく方がいいのではないだろうか……となり、方針転換したことを明かしました。
基調講演『ソードアート・オンライン』川原氏と『サマーレッスン』原田氏らが語る、VR/ARの未来【CEDEC2017】

ARゲームは“選ばれしフィジカル・エリート”の独壇場になってしまうのでは、という原田氏の懸念に対しては、「ゲーマーはゲーマーでもっとも効率的な動きを探し出して、手先をちょっと動かして攻撃、みたいな最小限のアクションで攻略していくと思いますけどね」と、会場の笑いを誘いました。


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2017年9月4日のIT記事

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