2018年9月14日、GoPro傘下で360度動画編集ツールなどを提供していたKolorが閉鎖することを明らかにしました。同社の公式サイトには「Kolor is closing」という題名で閉鎖を伝える文章が掲載されています。

Kolor社は、2004年に創業。パノラマ動画やバーチャルツアー、360度映像などを制作するため、映像をつなぎ合わせる(スティッチする)ためのソフトウェア等の制作ツールを提供していました。

360度動画を制作する際に使われる「AutoPano」というツールの提供で知られています。2015年にはGoPro社により買収されて以降もソフトウェアの提供を続けていました。

360度動画編集ツールAutoPano提供のKolorが閉鎖...の画像はこちら >>

公式サイトで閉鎖を伝える文章の中でKolorは、ユーザー等に向けて以下を伝えています。

・9月14日時点をもってKolorのソフトウェアの販売を中止
・購入済みのライセンスキー等は使用可能、ソフトウェアのダウンロードリンクも存続
・全てのソフトウェアの今後、アップデートされることははない
・GoProの360度カメラFusion用の編集ソフトウェア「Fusion Studio」はGoProのウェブサイトにて配信中
・Forge.jsはオープンソースとして公開を継続

GoProは、2018年上旬に360度カメラFusionを発売しました。

ソフトウェア開発に関してはKolorチームが社内にあることで高いクオリティを保っていましたが、今回の閉鎖がどのように影響するのか、注目したいところです。

(参考)Kolor公式サイト