株式会社リコーは、360度カメラ「RICOH THETA」のプラグインストアに新たな公式プラグインを公開しました。シングルレンズ撮影やクラウドアップロード、VRヘッドセットに無線での接続可能にするといった、撮影や閲覧を楽しむための3種類のプラグインが公開されました。

プラグインに対応しているのは「RICOH THETA V」と「THETA Z1」の2機種。PC経由でインストールすることで、自分好みにカスタマイズが可能です。

プラグイン概要Single Lens Shooting (シングルレンズ撮影)

360度カメラ「THETA」新プラグインで利便性向上 シング...の画像はこちら >>

Single Lens Shootingプラグイン」では、360度の静止画と共に4:3、1:1の静止画も保存します。アスペクト比4:3では対角85度、35ミリ判フィルム換算で焦点距離23.6ミリ相当、アスペクト比1:1では対角180度、35ミリ判フィルム換算で焦点距離10.8ミリ相当の超広角画像が同時に記録できます。

File Cloud Upload V2 (クラウドアップロード V2)

360度カメラ「THETA」新プラグインで利便性向上 シングルレンズ撮影、クラウド連携、VRHMD無線接続

File Cloud Upload V2プラグイン」では、 RICOH THETAをルーターにつなぎ、インターネット経由で静止画(jpeg/RAW)や動画をGoogleドライブにアップロードできます。

VR Media Connection(VRメディアコネクション)

360度カメラ「THETA」新プラグインで利便性向上 シングルレンズ撮影、クラウド連携、VRHMD無線接続

VR Media Connectionプラグイン」では、THETAとVRヘッドセットを無線で接続することを可能とし、画像鑑賞時にはスマートフォンやPCも必要ありません。

THETAで撮影した動画や静止画をスマートフォンに転送をしなくても、カメラからダイレクトに、Oculus GoやPlayStation 4とPlayStation VRに接続し、VR鑑賞することが可能です。

また、使用するHMDの仕様によっては没入状態の鑑賞者以外の方もタブレットやスマートフォンに画像をミラーリングすることで同時に鑑賞することができ、360度の動画や静止画を鑑賞することも可能となっています。

本プラグインには、2つのモードを搭載。無線のアドホック接続にてTHETAとHMDを無線で直接接続するモードと、無線アクセスポイント経由でTHETAの画像を同じネットワークを通じて複数のVRデバイスから鑑賞することができるモードがあります。

リコーの360度カメラ「THETA」シリーズ

360度カメラ「THETA」新プラグインで利便性向上 シングルレンズ撮影、クラウド連携、VRHMD無線接続

リコーは2013年にワンショットで動画・静止画を撮影できる360度カメラ「RICOH THETA」を発売。その後、スタンダードモデルとなる「THETA S」や動画や転送、拡張性がアップした「THETA V」をリリース。

2019年5月には、約2,300万画素相当の静止画が撮影できるTHETAシリーズの最上位機種となる「THETA Z1」を発売しています。拡張機能であるプラグインに対応しているのは、「RICOH THETA V」と「THETA Z1」の2機種です。

2018年1月に掲載したTHETAシリーズの徹底比較記事はこちらです。

(参考)株式会社リコー プレスリリース