“ARクラウド”の米スタートアップUbiquity6が約30億円調達

AR関連技術を手がける米国のスタートアップUbiquity6は、シリーズBで2,700万ドル(約30億円)の資金調達を行いました。同社は2018年3月にも1,050万ドルの資金調達に成功しており、この際はグーグルのベンチャーファンド等から出資を受けました。

調達した資金をもとに、今月一般公開したARクラウドプラットフォーム構築をさらに進めていきます。

“ARクラウド”の米スタートアップUbiquity6が約30億円調達

100人以上が同時体験できるARコンテンツ

Ubiquity6は今月9日、サンフランシスコ近代美術館でARプラットフォームを公開しました。スマートフォンを使って、シュルレアリスムの画家ルネ・マグリットの作品をテーマにしたARコンテンツとインタラクションするものです。100人以上の来館者が、同時に体験できるのが特徴です。

「ARは現代における最大の発明の1つですが、一般大衆に受け入れられる道筋は整っていません。当社は広く普及するスマートフォンを活用することで、ARのポテンシャルを最大限生かせると考えています」と、同社CEOのAnjney Midha氏は発表しました。

また、「我々は100人以上のユーザーを美術館に集め、技術のプレビューを行いました。今後は誰でもARコンテンツを簡単に作り、周りの人や何百人ものユーザーと共有できるツールを公開していきます」と述べています。

今話題の「ARクラウド」

AR関連技術において、「ARクラウド」は現在ホットなトピックです。複数人が同時にアクセス可能、コンテンツがその場に存在し続ける、現実の物体との正確な重なり(現実の物陰に隠れてAR画像が見えないなど)、といった特徴を実現します。
例えば「ポケモンGO」を開発したナイアンティックは、「Real World Platform(リアル・ワールド・プラットフォーム)」で次世代のモバイルAR技術を探っています。

またグーグルも、モバイルARへの注力を進めています。同社は今年に入り、ARクラウド技術を開発しているBlue Vision Labs社への投資を行いました。また自社のARプラットフォームARCoreにも、複数人が同時に同じAR空間にアクセスできるCloud Anchorsの機能を追加しています。

ライバルのアップルも、今秋リリースのARKit 2.0ではマルチプレイや、ARコンテンツがその場に留まる機能を発表しています。

制作ツールやブラウザも開発

Ubiquity6が手がけるのは、このようなマルチユーザーのアクセス機能にとどまりません。プログラミングに関する「深い知識」がなくても簡単にコンテンツを制作できるツール。そしてARコンテンツを検索・体験・シェアできる「空間上のブラウザ」を備えたプラットフォームについても、開発を進めています。

Midha氏はブログの中で、「これらを組み合わせて、最終的には”空間上のインターネット”を実現します」「(このインターネット空間では)制約のない体験を共有することが可能です」と記しています。

注目されるARクラウドについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

(参考)Next Reality

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