HTCは、PC向けの新型VRヘッドセットVIVE COSMOSのデザインを発表しました。事前にVIVE COSMOSの情報に関して注目をするように呼びかけていましたが、今回はFacebook Liveでデザインを発表しました。

スペックは翌週(6月24日の週)に明らかにするとしています。

VIVE COSMOSは2019年1月のCES2019で発表されたPC向けのVRヘッドセットです。PCとは有線で接続します。これまでのHTC VIVEやVIVE Proのように外部装置を使わずに高精度な位置トラッキングとハンドトラッキングを実現します。

また、システムは不明ですがモバイル利用が可能であることが発表されています。

カメラの数が増加

CES2019での発表では、トラッキング用のカメラは前面2基、側面に左右1基ずつの4基でした。

しかし、フロントパネルの上部と下部に2基ずつ追加となり、計6基のカメラが搭載されています。これはトラッキング範囲を広げ、精度を高めるためと推測されます。

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VIVE COSMOS、デザインが発表 トラッキング用のカメラは6基に

VIVE COSMOS、デザインが発表 トラッキング用のカメラは6基に

(CES2019での発表時のデザイン)

なお、2019年5月に発売されたフェイスブック社のRift Sは計5基のカメラで背面の一部以外の全ての範囲をトラッキングしています。

また、目を引くのは発表時にはツルッとした仕上がりだったフロントパネルがメッシュになったことです。エアフローを改善して排熱等を促すためと考えられます。

VIVE COSMOS、デザインが発表 トラッキング用のカメラは6基に

(VIVE COSMOS公式サイトのビジュアルも変化)

ヘッドホンは付属?

ヘッドホンについては、CES2019での発表時も会場では付属していましたが、HTCはオプションであると主張していました。

今回発表されたデザインでもヘッドホンがついた状態で公開されています。オプションではなく付属することになったのかは明らかになっていません。

引き続き次週のスペック発表、また以降の発売日の情報などに注目したいところです。

(参考)VIVE COSMOS公式サイト