7月14日に新宿・歌舞伎町にオープンしたVR ZONE SHINJUKU。VRヘッドマウントディスプレイを装着して楽しむ体験が多数ありますが、VRヘッドマウントディスプレイの代わりにヘルメットをつけて体験するアクティビティもあります。

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今回紹介するのは、新宿・歌舞伎町というビルに囲まれた場所にありながら、滝壺や壁登りというアウトドア感がいっぱいのアクティビティ。7メートルの高さから滝壺に落下する『ナイアガラドロップ』と、7メートルの高さの動いてるように見える壁を登るボルダリング『トラップクライミング』です。

この2つのアクティビティはVR ZONE SHINJUKUの1F、グランパースと呼ばれている飲食エリアの中に設けられています。グランパースは、施設内でも憩いのエリアとなっています。

飲食エリアの横で7メートル垂直落下『ナイアガラドロップ』

『ナイアガラドロップ』は7メートルの高さからほぼ垂直に落下する、滑り台です。

周囲で飲食をしながら見ていると、体験者が吊りあげられていく様子が、プロジェクションマッピングによって滝の流れをかき分け登っていくように見えます。てっぺんの高さは7m、下から見る限り決して高いとは感じません。体験者の悲鳴が響きますが、水しぶきを上げ流れ落ちてくるように見える様子はウォータースライダーのようで気持ちよさそうです。

体験する側に回るとなぜ悲鳴が響くのかがよく分かります。

VRだけじゃないVR ZONE 絶叫必至の『ナイアガラドロップ』と難攻不落の『トラップクライミング』

体験するにはツナギに着替え、ヘルメットをかぶります。

台に上がり、仰向けになり降りてきたバーを掴むまでは余裕を感じますが……。

掴んだバーがゆっくり上に引っ張られ、つま先が床から離れ体重が自分の手全てにかかったとき、筆者はチャレンジしたことを後悔しました。自分の身体を支えている手が痺れてきます。「一番上についたらカウントするので、0になったら手を離してください」というスタッフの声が鬼のように感じられるほど。

もう手が痛いから離したいと真下を向いてみると、初めて壁にぶら下がっていることに気づきます。ジェットコースターのようなレールがあるわけではなく、バンジーのような紐はどこにもついていません。この高さから生身で落下することになると今度は恐怖が全身を襲います。手の痺れはすでに限界ですが離せば落ちてしまいます。この高さから落ちれば絶対に痛いと体が感じてこわばる感覚です。

VRだけじゃないVR ZONE 絶叫必至の『ナイアガラドロップ』と難攻不落の『トラップクライミング』

高さへの恐怖と手の痛さで離してしまいたい、でも落下することも怖くて離せないと掴んでいましたが、2/3の高さまで上がったとき手が離れてしまいました。落下する瞬間、足に鋭い痛みが来るはずと身構えましたが、そのまま背中から滑っていき、ボールが一杯のプールの中へダイブしていました。

プロジェクションマッピングで水の映像が投影しているので、ボールで一杯のプールの中に突っ込んでボールが跳ね上がったときは、ウォータースライダーからプールに飛び込んで水しぶきを浴びた気分でした。

高いところから落ちる緊張感、落ちたと思ったときには滑っている爽快感、ボールのプールにダイブした後の脱力感と安堵感。7メートルの高さから落ちることがこれほどエンターテインメントとして楽しいとは思いませんでした。

 

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ジェットコースターならもっと高いところからスピードも速く落下します。低めのバンジージャンプでも、7メートル以上の場所から落ちます。『ナイアガラドロップ』では、たった7メートルでも恐怖と爽快感を得られることが驚きでした。

また、プロジェクションマッピングで投影していると上から見ても足元の滝壺へ滝の水が落ちていくように見えることでさらに高く、垂直に感じさせているようです。

なお、筆者は途中で手を離してしまいましたが、最も高いところまで登ってから落下した場合、プロジェクションマッピングは水からマグマか無数のアヒルに変わります。どちらにするかは希望次第。マグマの中を落下するか、無数のアヒル人形と一緒に落下するかどちらかを選択できます。

『ナイアガラドロップ』はVR ZONE SHINJUKUに入場した状態で別途1,000円でチケットを購入して体験可能です。

壁がうねうねするボルダリング『トラップクライミング』

VRだけじゃないVR ZONE 絶叫必至の『ナイアガラドロップ』と難攻不落の『トラップクライミング』

『トラップクライミング』は体験前にヘルメット、ハーネスを装着してから始める本格的なボルダリング体験です。つまり、命綱をつけて壁を登ります。普通のボルダリングと違うことは次掴む石をプロジェクションマッピングによってマーカーを投影して教えてくれることや、映像の錯覚で壁がゆがんだり、壊れて見えたり、壁から空気が噴き出す部分があるところです。まるでゲームのようなボルダリング体験となっています。

VRだけじゃないVR ZONE 絶叫必至の『ナイアガラドロップ』と難攻不落の『トラップクライミング』

装着するハーネス。

難易度は初級、中級、上級などの5コース、各コースはさらにレベル4まで設定されています。体験時間12分以内に、上に登れば登っていくほど上のレベルに挑戦していくことができます。

筆者がオープン前に体験した段階でスタッフを含めて最難関である上級コースのレベル4は誰もクリアできていないとのこと。

筆者はボルダリング初心者で運動神経もないため、初級コースのレベル1から始めました。クリアするには一番上7mの高さにある赤いボタンを押します。

VRだけじゃないVR ZONE 絶叫必至の『ナイアガラドロップ』と難攻不落の『トラップクライミング』

掴むべき石がプロジェクションマッピングでマークされているので、どの石を掴んで進めばいいか分かりやすくなっています。

登っていくと、壁が壊れる映像や、壁自体がゆがんだり膨らんだりするような錯覚を起こす映像が流れます。途中には空気が噴き出す部分があったりと体験者には登ることを邪魔してきます。周囲で見ている人に非常に楽しい演出がされています。

 

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一番上につきボタンを押すとクリア、両手を石から離す瞬間に壁を蹴って落下します。下を見ると怖くて手を離すことも壁を蹴ることも躊躇しますが、実際手を離して落下しても、スタッフがしっかりロープを操作しているため安心で、ふわっと着地します。

VRだけじゃないVR ZONE 絶叫必至の『ナイアガラドロップ』と難攻不落の『トラップクライミング』

レベル1がクリアするとすぐに壁にレベル2が表示されスタート。さながらゲームのようです。

VRでなくても十分楽しい

「VR ZONE SHINJUKU」はVRアクティビティがメインの施設ですが、体を動かし、実際に高いところに登ったり落下する体験も、VRとは違ってまた楽しいことを実感します。

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VRだけじゃないVR ZONE 絶叫必至の『ナイアガラドロップ』と難攻不落の『トラップクライミング』

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VRだけじゃないVR ZONE 絶叫必至の『ナイアガラドロップ』と難攻不落の『トラップクライミング』

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なお、両アクティビティともスカートで来場する女性の体験者にも配慮が行き届いています。『ナイアガラドロップ』はツナギを着用します。また、サンダルやヒールの靴で来場しても『トラップクライミング』の体験前は靴下や靴を貸してもらえるので、特にファッションを気にせず体験できることも女性には嬉しいおもてなしです。靴下は使い捨てとなっており、体験後、返却不要です。

なお、ナイアガラドロップ、トラップクライミングの2アクティビティ利用について、18歳未満の方は保護者の同意が必要です。 同意書はこちらからダウンロードできます。

 

施設概要

名称

超現実エンターテインメントEXPO 「VR ZONE SHINJUKU」

営業期間

2017年7月14日(金)~ 期間限定

営業時間

10:00~22:00(最終入場時間は21:00)
・飲食ラストオーダー
フード21:00/ドリンク21:45(持ち帰りは22:00まで販売)
・各アクティビティ
受付 21:30頃まで ※各アクティビティに列がある場合は、早めに受付終了の場合あり。

休業日

年中無休

場所

東京都新宿区歌舞伎町1-29-1

予約サイト

https://vrzone-pic.com/ticket.html

アクセス方法

JR新宿駅東口から徒歩7分
西武新宿駅から徒歩2分
東京メトロ新宿三丁目駅から徒歩10分
東京メトロ東新宿駅から徒歩10分

駐車場・駐輪場

なし

〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1丁目29−1