株式投資は11月が狙いどき!は本当なのか

株式投資は11月が狙いどき!は本当なのか

このような傾向となる理由としては諸説ありますが、アメリカのファンドの決算期が10月であることが一つの要因と考えられています。各ファンドは、税制の関係から年度末にかけて成績の悪いポジションを売却する傾向にあります。この売り要因が過ぎた11月以降は、再び株式市場に資金が向かいやすくなると考えられているのです。


米中間選挙の影響は?

この先の株価を予想するうえで重要なアメリカの中間選挙は、上院は共和党が、下院は民主党が過半数を制するという結果に終わりました。いわゆる「捻じれ」状態ですが、トランプ政権の政策に良い意味でブレーキがかかると見られ、現時点では、株式市場への影響は限定的なものとなっています。

この中間選挙ですが、選挙以降の1年間はアメリカの株式市場が上昇しやすいというデータがあります。1985年以降における中間選挙から1年後のS&P500指数を調べてみると、全て上昇しています。(下図)これは、中間選挙が大統領就任から2年目に行われるため、次の大統領選挙を前に時の政権が景気刺激策を打ち出してくることが多いから、と考えられています。

株式投資は11月が狙いどき!は本当なのか

このように、株式市場のアノマリー(相場の経験則)的には、買いを示すデータが多い状況です。ただし、現在の米大統領はこれまでの常識にとらわれないトランプ氏なので、これまでの経験則を打ち破ってくる可能性も無いとは言えません。中間選挙後に、どのような政策を打ち出してくるのか、引き続き注意が必要なことは確かでしょう。

(文:松井証券 シニアマーケットアナリスト 窪田朋一郎)

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