
20日に放送された「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)では免疫力をあげる、細胞LPSについて解説した。
インフルエンザが猛威をふるう時期、かかる人とかからない人がいるが、それは免疫力の差。
免疫力が低下すると、風やインフルエンザなどの病気になってしまう。
免疫力は、病気になる原因や体に入ってきた異物をマクロファージという細胞が食べて排除する力で、このマクロファージは体中に存在して、体を守っている。
しかし、ストレスなどでマクロファージの働きが弱くて、異物を排除できない人もいる。
そのマクロファージをパワーアップさせる物質があることが、わかった。
それが、リポサッカライド(LPS)。
LPSは、土や野菜の中にいる微生物の成分ひとつで、元々は人間の体には存在しない。しかし、LPSを積極的に摂取することで、風邪やインフルエンザの予防だけでなく、花粉症の抑制、またガンの予防にもなるそうだ。
LPSの第一人者である、杣源一郎氏によると、「LPSは土壌の中にいる微生物の成分で、食べることより、粘膜を通じて体の中の免疫細胞を活性化。空気中にも存在し、皮膚で触れることで免疫細胞に働きかける」という。
LPSを摂取すると、荒れた肌が改善されるという研究結果の他に、アルツハイマー病にも効果があり、ガンになるリスクを下げることができる。
個人差があるが、LPSが少ない人は、ストレスが多い人や、極端に綺麗好きな人。
消毒や殺菌などを過剰に行うと、LPSも一緒に死滅させてしまっている可能性がある。
杣氏オススメの食材は、玄米、メカブ、レンコン、ヒラタケ、岩のりで、これらをバランスよく食べることで、LPSを体内に採り入れることができる。
さらに、ヨーグルトを一緒に摂ると、免疫力がアップするそうだ。
現在、LPSは市販されていない。
これらの食品を積極的に摂って、病気になりにくい体になろう。