
天才作曲家の葉加瀬太郎が、17日放送の「マルコポロリ」(関西テレビ)に出演し、作曲秘話などさまざまなエピソードを語った。
葉加瀬の代表作と言えば、「情熱大陸」のテーマ曲。一度聞いたら忘れられないメロディラインだ。
葉加瀬自身が「情熱大陸」で取材を受けていたとき、ちょうどエンディングテーマの「エトピリカ」を作曲中でプロデューサーがとても気に入ってくれたそうだ。「これ(エトピリカ)を番組のエンディングに使いたい」と言うと、「どうせならオープンニングを作ってほしい。30秒でバシッと心に響くメロディ」しかも「1週間ぐらいで!」作成してほしいと依頼されたのだとか。
曲の時間制限、制作期間の身近さに悪戦苦闘したが、ライブで披露していた全く違う2曲「ファイヤーファイヤー」のAメロと「ジェラシー」のサビの部分ををつなげてみようと閃き、やってみると見事にピッタリとはまり、30秒に完成させた。
イメージでは「南米大陸みたいな感じで、30分くらいジェットコースターで縦断する感じのスピードの曲にしたかった」そうだ。
評判が良い曲だったが、仕事としてうけたものであるために、ライブでは2年程絶対に弾かず、多くの方から「5分程の曲にしてほしい」と依頼されても「あれは仕事だから、別に弾かなくてもいいんじゃない」と拒否し続けた。
しかし、「イマージュ」というオムニパスアルバムを出すときに「頼むからあの曲を入れてほしい」と懇願されて、新たな曲として完成させた。
「今では"情熱大陸"を弾かないとコンサートを終えられへん」と笑いながら語った.
他にも、特殊能力を持っているという葉加瀬は、曲を聴くだけで作曲者が"ゲイ"かどうかわかったり、食事に行くとき、ネットで検索した店の画像を見ただけで美味しいかどうかがわかってしまうらしい。
天才はさまざまな才能を持っているものだ。