
相手と親しくなりたいときに役立つ「開放性の法則」という心理をご存じでしょうか。この法則を知っていれば、ビジネスでもプライベートでも役立つこと間違いなし。ぜひ一歩相手に踏み込みたい、仲良くなりたいときにこの法則を使ってみて!
■「開放性の法則」とは?
開放性の法則とは、人は相手のプライベートな面を知ってしまうと、その相手に親近感を持ってしまい、簡単にはむげにできなくなる心理のことを言います。例えば性格が悪くて嫌いだった上司が、家庭ではいいパパを一生懸命やっていたことを知ったとき。
なんとなく「最低なヤツだと思ったけど、いい一面もあるんだな」と見方・接し方が変わることってありますよね。人は、その人のプライベートな一面を知ってしまうと、なぜかその人に対して親近感を覚えたり、もっと知りたいと興味を持ってしまったりすることがあるのです。
■ビジネスでは、どんなシーンで役立つ?
この開放性の法則は、人に接する仕事が多い人ほど役に立ちます。特に営業や接客のお仕事をしている人ほど役立つシーンは多いはず。
例えば、その人のいろいろな面を知っているAさんと、全く初対面のBさんとがいたとします。どちらの人から商品を買いたいか、どちらの人から接客を受けたいかというと、やっぱりAさんではないでしょうか。またその商品の欠陥に文句を言いたいとき、見知らぬBさんにはキツイ言葉を投げかけられても、いろいろな面を知っているAさんにはチクリと嫌みを言うのが精いっぱいという人も多いのではないでしょうか。