昔話を語ると高齢者の脳が活性化するって本当?

昔話を語ると高齢者の脳が活性化するって本当?
高齢になると、同じ話を繰り返したり、ついさっき起きた出来事を忘れたりすることがあります。それは脳の衰えや認知症などが原因だと考えられていますが、これらのことを予防する方法はないのでしょうか? 実は、簡単に脳を活性化させることができる意外な方法がありました。

■思い出を語り、脳を活性化させる「回想法」とは

人は、過去に自分がワクワクした出来事や苦労した出来事を思い出しながら話すと、低下した脳機能が活性化するといわれています。この思い出を語る行為を療法として実践するのが、「回想法」です。

回想法とは、アメリカのある精神科医が1960年代に提唱した心理療法。最初は高齢者のうつ病の治療に使われていましたが、継続して行うと認知機能の改善に効果があることが分かり、日本では介護の現場でも活用されています。

■高齢者に思い出を話してもらうときのポイント

高齢者や認知症の人が思い出を語りやすい雰囲気をつくるいくつかのポイントを見てみましょう。

・質問は具体的に
漠然と「昔の思い出は何ですか?」と尋ねるのではなく、「小学生の頃は、外でどんな遊びをしていましたか?」と具体的な言葉を盛り込みながら尋ねることで、昔の出来事を思い出しやすくなります。

・無理強いはNG
高齢者の中には、「つらい記憶は思い出したくない」などの理由から会話を拒む人もいます。その場合は無理に問いかけず、精神的な負担をかけないよう様子をうかがいながら、相手のペースに合わせるようにしましょう。

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