渋くても必要! 渋柿の意外な利用方法

ドライアイス・炭酸ガスで処理する時も同様の原理を利用しています。二酸化炭素が発生して酸素が不足することにより、アセトアルデヒドがシブオールと結合することで渋みを抑えることができるのです。

このように柿の渋味を取り除く方法はいくつもありますが、柿にはさまざまな品種があり、それぞれの品種にピッタリの脱渋方法が選ばれています。

■渋柿の渋みには、私たちにとって身近なものに必要だった

ただし、食べた時に感じる渋み「シブオール」は決して人間にとって邪魔な存在ではありません。シブオールを含んでいる柿渋(渋柿から搾り取る果汁)は古くから柿渋染めなどの染料として、さらに建築における防水・防食のための塗料や民間薬としても使用されていました。和紙に塗れば和紙の強度を高めるので、傘・うちわにも使用されています。さらに日本酒の製造の中でも使われてきた歴史があります。

また昨今ではノロウィルスなどにも有効であることが証明されています。

食べることを前提に考えると敬遠されがちな渋柿ですが、その渋みが私たちにさまざまな恩恵を与えているのです。このような植物の中に含まれている成分の力に興味があるのなら、化学の分野を目指し、さまざまな化学反応とその効果を研究してみてはいかがでしょうか?

【出典】
富山市化学文化センター
http://www.tsm.toyama.toyama.jp/_ex/public/wadai/syoku/no259.pdf

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