日本初の新婚旅行 坂本龍馬の思い出のカステラ

幕末の日本を疾風のように駆け巡った坂本龍馬(さかもと・りょうま)。そんな中、新妻・お龍(りょう)との新婚旅行は、安らぎのひとときだったことでしょう。その折に、持っていったのが「カステラ」。卵と砂糖たっぷりのお菓子は、当時の極上品。分け合って甘い時間を過ごしたのでしょうか。龍馬とカステラの縁について、志學館大学教授の原口 泉(はらぐち・いずみ)さんが解説します。

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■龍馬の手紙

坂本龍馬は数多くの手紙を残しています。家族や親戚、また友人、知人に宛てて、興味深い手紙をしたためています。有名な「日本を今一度せんたくいたし申候(もうしそうろう)」という文も、文久3年(1863)6月29日付で姉に宛てた手紙に書かれていたものです。
乙女とは仲がよかったためでしょうか、龍馬の手紙には、乙女宛てのものがたくさん残っています。中でもひときわ目を引く絵入りの手紙には、龍馬が新妻のお龍と一緒に薩摩の霧島山に登ったときのことを書き記しており、とても楽しそうな様子がイキイキと伝わってきます。
この山登りのお供が、なんとカステラだったのです。

■小松帯刀が渡したカステラ

薩摩で明治維新の原動力になった「薩長同盟」の仲介人という重要な任務を終えた龍馬は、土佐から上洛した中岡慎太郎の仲介でお龍との結婚披露を行ったといわれています。しかし、幕府のお尋ね者になってしまった龍馬は、気軽に出歩くことも難しくなっていました。そこで、西郷隆盛や小松帯刀らは、龍馬にお龍とともに京を離れ、薩摩へ行くことを勧めました。これが、日本で初めてといわれる「新婚旅行」です。
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