「暮らしを知っている建築家でいたい」 中村好文さんの台所

「暮らしを知っている建築家でいたい」 中村好文さんの台所
「こっちにも出入り口があるから、奥で詰まって渋滞することがないんですよ」とうれしそうに姿を現す中村さん。奥の扉は収納庫で、食材だけでなく事務用品などのストックも収納している。撮影:寺澤太郎
事務所でランチをつくってスタッフと一緒に食べることを長年続けている、建築家の中村好文(なかむら・よしふみ)さん。現在の事務所が入っている物件にはもともとガスも通っていませんでしたが、台所を一からつくり、毎日手づくりのランチを楽しんでいます。中村さんこだわりの台所にお邪魔しました。

* * *

中村好文さんの事務所では、鳩時計がポッポッと鳴いて12時を知らせると、布の袋が登場します。中に入っているのは木製のくじ。お昼ごはんの作業分担をするため、ひとりずつ袋へ手を差し込んでくじ引きをします。買い物、調理、食後のお茶、後片づけとそれぞれの担当が決まったら、お昼の時間。それまでパソコンや資料をめくる音だけだった静かな事務所に、トントンと野菜を切る音や冷蔵庫を開け閉めする音が加わります。
中村さんが建築家として独立し、自身の事務所を構えたのは38年前。「うれしかったのは、自分でお昼ごはんをつくれる!ということでした」と話します。今の事務所は4軒目になりますが、どこでも台所は使いやすく改装してきたそう。「スタッフと分担して楽しく料理して食べるにはどうしたらいいか考えて、くじをつくったんです。自分たちでつくればおいしいし、1つの鍋をつつく楽しさみたいなものがあるでしょう? 今日は寒いので釜あげうどんにします」
中村さんが住宅を設計するうえで大切にしているのは、暮らしやすさ。ストレスなく移動できる動線だったり、出し入れしやすい...続きを読む

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