この一件が起きたのは、インド北東部ファテープルにあるインドステイト銀行の支店。インド紙デイリーニュース・アンド・アナライシスによると、被害に気付いたのは4月19日で、銀行の職員が金庫室の扉を開けると、中の札束がボロボロの状態になっていた。これを受けて4月21日から調査を開始。
調査にあたった銀行幹部のギータ・トリパシさんは、損害を受けたお札が「見たところシロアリにやられたようだ」と言及。スニール・ドウィベディ支店長も「建物自体が古く、シロアリに悩まされていた」と、シロアリが犯人である可能性を示唆している。
ドウィベディ支店長は、「通貨を安全に保管するように、最善の努力はしていた」と主張。シロアリ駆除の対策は以前から進められていたそうだが、建物が古過ぎるため、シロアリの侵入を防ぐのは極めて難しい状況だった。もはや建物に何らかの対策を施すよりも「どこかほかの場所に支店を移した方がいい」と考えるほど、シロアリの被害は深刻だったようだ。
最終的に調査は今回の一件をシロアリによる犯行と断定。損害は「インドステイト銀行が負担」(インド紙フィナンシャル・エクスプレスより)するため、預金者への影響はないという。
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