
このエントリーは、時折自身の想いを挟みながら、静かな文体で事故の状況や遺族のことなどをつづった内容。神戸選手のブログは、普段はチームメイトとの日常を中心に軽やかな文体でつづっているが、「茜雲 -あかねぐも-」はそうしたエントリーとはガラリと趣を変えている。
事故当時、生後6か月だった神戸選手には当然リアルタイムでの事故の記憶はない。しかし、「僕が大学3年生だった2005年に事故から20年の節目としてテレビで放送された特集番組を目にした事で興味を持ち、それをきっかけに事故にまつわる様々な事を僕なりに調べた事がありました」と、事故に目を向けたきっかけを告白した。
さらに「僕のブログを見てくれている方の中にはこの事故を知らない方が沢山いらっしゃると思います。もしくは当時まだ生まれていなかった方もいらっしゃるでしょう。今日は特にそんな方々にこの事故に触れて頂き、考えてもらいたい事があります。“命”というものを そして “家族”というものを…」と、このエントリーを公開した意図を説明している。