
過去には映画「キル・ビルVOL.1」(2004年)に出演し、殺陣指導も行うなど、映画のアクションシーンに貢献。“ハリウッドお墨付き”の殺陣の技術は、2007年のNHK大河ドラマ「風林火山」など、数々のドラマや映画で披露されている。
今回、初めてワークショップを開催する真瀬は、殺陣とは「命のやり取りを表現する究極の芝居」だと語る。
「一手一手はセリフであり、手と手の間は行間であり、その全てに芯と絡み、絡み同士の心のキャッチボールがある」とし、「それを思う通りに表現できるようになる為には、相当な肉体や技術の訓練が必要なのです」
そして「最後は立ち廻りをひとつ完成させて、楽しかった!気持ちよかった!という経験をしてもらいたい」と意気込みを語った。
故・深作欣二監督を父に持ち、自身も映画監督の深作健太は、幼い頃から真瀬と共に父親の撮影現場に足を運んでいたという。深作はそんな時代を振り返り、「親父(深作欣二)も野際さんも、もういない。だけど、今ここに真瀬樹里はいる」と、今回のワークショップに期待を寄せ、「みんなの意志を受け継ぎ、世界に立ち向かう、自分の殺陣と演技を創り上げている。貴重な機会だから是非、体験して欲しい。代を重ね、鍛えられて強くなる、日本映画の〈剣〉を」と熱く呼びかけている。
真瀬の殺陣ワークショップは、未経験者向けと経験者向けの2クラスを用意。最終日には、グループごとに一本殺陣を発表する予定だという。ワークショップの詳細や申込み方法については、銀座九劇アカデミアのホームページを参照。