レーシングドライバーのルイス・ハミルトンは、レースを引退したら「映画とファッション」に集中するつもりだという。

メルセデスからフェラーリへの移籍を来年に控えたルイスは、すでにサーキットを離れた将来について熟考しているそうで、競技から離れたスポーツ界の大物たちにアドバイスを求めたことを明かしている。


ルイスはGQ誌が毎年発行するグローバル・クリエイティビティ・アワード特集号でこう語った。

「ボリス・ベッカーからセリーナ・ウィリアムズ、さらにはマイケル・ジョーダンまで。引退した偉大な選手たち、あるいはまだ競技を続けている選手たちに話を聞いたんだ。次に起こる事への恐れと準備不足を感じたよ」
「多くの選手が、『早くやめすぎた』か『長くいすぎた』と言っていたよ。そして『終わった時、何も予定がなかった。世界はすべて崩れ去った。
人生は全てそのスポーツのためにあったから』と」
「また何人かは、終わった後は『本当に途方に暮れた。空虚だった』と。そしてそれをどうやって埋めればいいのか見当もつかずに、それを埋めようと焦って、間違ったもので埋めてしまったとね」

それがきっかけとなり、自分が情熱を傾けられる他のことを真剣に探すようになったというルイスは、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)に匹敵するようなラグジュアリーブランドの会社を設立したいと考えているという。

「永遠にレースを続けることはできないと理解する段階を経たんだ」
「難しいのは、自分は何でもやりたくて、野心的な事なんだ。でも『できない』という言葉は信じていないよ」
「何かを極めるには、1万時間が必要だよ。もちろん、レースではそうしてきた。
さまざまなことを全てマスターするには時間が足りない」
「映画とファッションになると思う。正直なところ、夢のひとつは、LVMHのような多様な会社を作ることなんだ。それが本当に可能な時代かどうかはわからないけど。でも、それは僕が構想していることなんだ」

ルイスは以前、音楽と映画の両方に進出しており、ドーン・アポロ・フィルムズという自身のプロダクション会社を設立したほか、アメリカのファッションデザイナー、トミー・ヒルフィガーともコラボレーションしている。