この“80年代風サスペンスドラマ”は、「友近さん&モグライダー芝さんと“あの頃”っぽいサスペンスドラマを撮ってみた」としてYouTubeで公開されている、「友近サスペンス劇場『外湯巡りミステリー・道後ストリップ嬢連続殺人』」。友近演じる雑誌記者が、ストリップ劇場で起きた殺人事件を追うサスペンスドラマだ。「フィルムエストTV」は1980年代から90年代にテレビで流れていたような映像を再現したYouTubeチャンネルで、今回初めて長編ドラマ(1時間30分)の制作に挑戦、公開後15時間で約30万再生と大きな反響を呼んでいる(9月14日12時現在)。
撮影は友近と芝の地元の愛媛県で行われ、画質やドラマの進行、エンディング曲、劇中に流れるCMに至るまで“80年代風”を意識して制作。今年5月に、6日間かけて撮影が行われた。
また、「時報と共に始まるオープニング」「お色気たっぷり入浴シーン」「雑誌記者なのに探偵並みの洞察力」「静止画→エンドロール」といった、“80年代サスペンスドラマあるある”も盛りだくさん。エンドロールに流れるテーマ曲「ジャスト・アローン」はこのドラマのために書き下ろされたオリジナルソングというこだわりようだ。
友近は「80年代、90年代ぐらいの世界観のドラマを、地上波でなかなかなくなってるので、ぜひ再現したいなっていうことで、フィルムエストさんに私が企画を持ち込んで」実現したと話し、「愛媛出身で、芝くんも愛媛出身なので、愛媛を盛り上げるっていうの一つと、エキストラの方とか、協賛の方も全部愛媛の人がいろいろやってくれて。もう手作りでほんと出来上がった感じなんですけどね」と語る。
主題歌の「ジャスト・アローン」については「これは竹内まりやさんの(火曜サスペンス劇場主題歌)『シングル・アゲイン』っぽい、2時間ドラマにありそうなのを西井(紘輝)監督が作詞して。西井監督の知り合いの方が、ちょっとそういう作曲みたいなこともされてるので」と誕生の経緯を明かした。
ちなみに、作中にはCMも流れるが、いずれも愛媛県にある実際の企業で、CMもすべて80年代風に作られている。