ラジオは「乾電池がつなぐ命」 被災地のフリーアナが語る

ラジオは「乾電池がつなぐ命」 被災地のフリーアナが語る

 震災から1ヶ月。被災地にとって重要な情報を発信しているのはどのメディアだろうか――。2011年4月11日、被災地・気仙沼から放送された「東日本大震災から一ヶ月~被災地で語るメディアの今~」に出演したフリーアナウンサー菅原克彦氏(写真右)は、被災地におけるラジオの重要性について、「乾電池がつなぐ命である」と語った。

 菅原氏は宮城県気仙沼市の出身。普段は仙台市でラジオを中心に活動するフリーアナウンサーだ。3月11日の東日本大震災では、仙台市内で被災した。震災直後の電気が使えない状況で、菅原氏は、故郷・気仙沼の情報をラジオで得ていたという。1週間後、ようやく帰省することができた菅原氏は、そこで変わり果てた故郷の風景を目のあたりにした。その後、臨時災害放送局「けせんぬまさいがいエフエム」が立ち上がることを知り、自分のスキルを生かせると考え、ボランティアとして志願した。

 メディアジャーナリストの津田大介氏が、「(東日本大震災の)被災地で相当役に立った、老若男女、特に高齢者の方も使いやすいメディアとしてラジオがある」と被災地におけるラジオの役割を評価。その上で菅原氏が考えるラジオのメリットについて質問した。すると菅原氏は、「停電で電源が落ちてしまえばインターネットも、携帯電話の充電もできない」とし、

「ラジオというのは乾電池でOK。"乾電池がつなぐ命"。いつでもそばにいてくれる」

と表現。持っていたポケットラジオの電源を入れると、「こんな風に音を出して、みんなの中に置くことによって、何かこう寄り添ってくれる、非常に頼もしいメディアだ」と話した。

東日本大震災から一ヶ月~被災地で語るメディアの今~
「津田氏『ラジオのメリットは何か』の質問」部分より再生
http://live.nicovideo.jp/watch/lv46145708#0:51:10
(番組はタイムシフト機能で2011年4月18日まで視聴できる)

(山下真史)

【関連記事】元陸上自衛官、仕事を選り好みするボランティアに「情熱を持って、冷静に」「命をつなぐ情報」届ける 被災地で活躍する「臨時災害エフエム局」気仙沼の漁師にタバコを!宮崎駿監督から被災地へ「意外な贈り物」

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