チェルノブイリ超え「可能性ゼロではない」と東電、保安院との認識にズレ

チェルノブイリ超え「可能性ゼロではない」と東電、保安院との認識にズレ

 東京電力は2011年4月12日夜に行われた会見で、福島第1原発事故の深刻さについてチェルノブイリを超える可能性は「全くゼロとは言い切れない」と答えた。しかし、同日12日昼頃に行われた原子力安全・保安院の記者会見で西山審議官は「放射能物質は相当程度出るものは出てしまっていると考えるので、これから量が大きく増えることはない」と答えている。

 本件について、ニコニコ動画の七尾功記者が東京電力に質問。そのやりとりは以下の通り。

ニコニコ動画の七尾功記者(以下、七尾記者):
 東京電力・松本氏に質問をしたい。先ほど「チェルノブイリを超える可能性」についての質問に、「ゼロではない」と答えたことを再度確認したい。

東京電力・松本氏(以下、松本氏):
 可能性という意味では、「絶対ない」という事は言いにくい。

七尾記者:
 そうすると、原子力安全・保安院と認識が違うと思う。原子力安全・保安院の西山審議官は「放射性物質は相当程度出るものは出てしまっていると考えるので、これから大きく量が増えることはないと思う」と言った。そうすると、先ほどの松本氏の「チェルノブイリを超える可能性がゼロではない」ということは、現在放射性物質の放出量はチェルノブイリの原発事故の1割(※)だという事が9割以上増えるということ。これはやはり認識が違うと言わざるをえないのだがどうか。

松本氏:
 私が言っているのは、放射性物質を現時点では完全に閉じ込められていないということから考えると、「可能性はゼロ」「絶対ない」という事は申し上げられないということ。基本的な認識としては、現在原子炉の冷却に関して定常的な冷却注水が出来ているので、これ以上炉心が破壊的にどんどん損傷していく状況ではないというように考えている。従って、原子力安全・保安院の西山審議官が「出ているものはすでに出ていて、これ以上増えることはない」と言うのは確かにその通りだと思う。ただし、絶対あるかないかという話になれば、全体が閉じ込められているわけではないので、「絶対ゼロではない」ということを言った。


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