CIAとケネディ大統領の「密談」を公開

 歴史の証人である最高レベルの機密がついに明かされる。

 CIAが今月16日に60年代の最高機密2500件を公開すると、元情報機関職員協会(AFIO)が発表した。対象となるのは、CIAの高官がジョン・F・ケネディとリンドン・ジョンソン両米大統領に毎朝報告していた「大統領デイリー・ブリーフ(PDB)」の文書だ。

 AFIOによると、PDBは「安全保障の重要な問題に関する最高レベルの情報分析」を報告し、「大統領と副大統領のほか、閣僚レベルのごく限られた人しか聞くことはできない」。情報機関の歴史に詳しい歴史学者のクリストファー・アンドルーはかつて、PDBは世界で「最も部数が少なく、最も高度な機密扱いで、最も情報に通じている日刊紙だ」と言った。

 今回の公開により、ベトナムやキューバ、ソ連、中国について、またアフリカや中東の紛争について、両大統領がどのような報告を受けていたかが明らかになるだろう。世界の指導者に関するCIAの評価も分かるかもしれない。

 もっとも新しい発見はあまり期待できず、大きな驚きはないだろうと、作家のカイ・バードはみている。このような文書は「冷戦やベトナム戦争、中東情勢について、大統領が聞きたくないことを伝えてこそ意味がある」が、実際にはそのような報告はめったにないと指摘する。

[2015.9. 8号掲載]
ジェフ・スタイン

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