ユダヤ人虐殺の責任者はヒトラーではなくパレスチナ人?

 インティファーダ(パレスチナ人の抵抗運動)の脅威に日々直面しているイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は20日、エルサレムで開催された世界シオニスト会議で演説し、パレスチナ人指導者がナチスにホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を進言したと主張した。

 アドルフ・ヒトラーを説得してユダヤ人を殺させたのはエルサレムの大ムフティー(イスラム法学者)、ハジ・アミン・アル・フセイニだ、とネタニヤフは言う。

 フセイニ(1974年に死亡)は1941年11月にヒトラーと会談した。当時パレスチナはイギリスの委任統治領だった。この頃ヒトラーはユダヤ人の抹殺を望んでおらず、ただ追放したいと考えていた。そこでハッジ・アミン・アル・フセイニはヒトラーに会い、「あなたが彼らを追い出したら、彼らはみなここ(パレスチナ)に来る」と訴えた。

「では、彼らをどうすればいいのか」とヒトラーが尋ねると、フセイニは「焼けばいい」と答えたという。

「最終的解決」の主要な設計者

 さらに、1920年にテルアビブの南の町ヤッファ(後にテルアビブに併合)で起きたユダヤ人住民襲撃をはじめ、21年と29年に現在のイスラエル領内にある他の地域で起きた襲撃もフセイニの策略だと、ネタニヤフは語った。

 ネタニヤフは過去にも挑発的な発言を繰り返してきた。12年にイスラエル議会で行った演説では、フセイニはいわゆる「ユダヤ人問題の最終的解決」、つまりヨーロッパのユダヤ人を絶滅させるというナチスの計画を策定した「主要な設計者の1人」だと決めつけた。

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