突如飛び出した共和党「反トランプ連合」の成算は?

 今週になって突然、共和党の予備選で現在2位のテッド・クルーズ候補と3位のジョン・ケーシック候補のそれぞれの陣営から選挙協力を結ぶという発表があった。具体的には「インディアナ州(予備選は5月3日)はクルーズに」そして「オレゴン州(5月17日)とニューメキシコ州(6月7日)はケーシックに」勝たせる「票の交換」をするというものだ。

 この「作戦」に成算がないわけではない。3州の中で、特に焦点となるのはインディアナ州だ。ここは代議員数57の大きな州で、しかも「勝者総取り」となっている。ここをクルーズが取れば、確かにドナルド・トランプ候補の「過半数超え」を阻止する可能性はグッと高まる。

 だが、メディアの反応は散々だった。例えば元ブッシュ政権の報道官で、現在は共和党系の政治アナリストであるニコル・ワレス氏などは「Too little. Too late.(話が小さすぎるし、第一遅すぎる)」と、むしろ失望感を隠さなかった。

【参考記事】予備選で見えてきた「部族化」するアメリカ社会

 先週20日のニューヨーク州予備選までは、「仮に1人1人の過半数超えの可能性が薄くなっても、それぞれの得意な票田で勝っていけば、トランプの過半数を阻止できる」というのが2人の言い分だったので、この選挙協力の唐突感は否定できない。

 早速反応したのはトランプ本人だ。25日の集会では、「バカバカしいにも程がある。自分たちがどれだけ弱いか証明しているようなものだ」と斬り捨てたが、この発言には「アンチ・トランプ」の世論でさえ頷いているようだ。

当時の記事を読む

ニューズウィークの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

もっと読む

海外ニュースランキング

海外ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2016年4月28日の国際総合記事

キーワード一覧

このカテゴリーについて

世界の経済情報、政治、外交、宗教や事件など世界中の情報をお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。