ISIS処刑部隊「ビートルズ」最後の1人、特定される

<ジャーナリスト後藤健二の殺害にも関わったとみられるISISの「ビートルズ」こと、イギリス出身者4人のグループ。謎に包まれていた最後の1人の身元が判明した> 写真はシリアに潜伏中のシャフィ・エルシーク

 ISIS(自称「イスラム国」、別名ISIL)の処刑部隊で人質たちから「ビートルズ」と呼ばれ、恐れられているグループがある。イギリス人4人から成るグループで、その最後の1人が27歳のロンドン出身者だと明らかになった。

「ビートルズ」の異名が知れ渡るようになったのは、4人の欧米人――アメリカ人ジャーナリストのジェームズ・フォーリーとスティーブン・ソトロフ、そしてイギリス人援助関係者のデービッド・ヘインズとアラン・ヘニング――の処刑動画が公開されたのがきっかけ。斬首を実行したのは、4人の中で最も悪名高いモハメド・エンワジ、通称「ジハーディ・ジョン」だ。

【参考記事】ラマディ陥落か、ISISで残ったのは外国人戦闘員だけ

 エンワジは2015年11月、米軍のドローンによる空爆で殺害された。「ビートルズ」の他のメンバーは、アレックス・コーティー(逃亡中)、エイン・デービス(昨年トルコで逮捕)、そして今回、ワシントン・ポストとバズフィードの取材により身元を特定されたシャフィ・エルシークだ。

 4人ともロンドン西部の出身だ。ISISが拘束した人質らに暴行や拷問を加え、殺害する役を担っている。

 エルシークの一家は1990年代にスーダンを逃れ、イギリスに定住した。少年は「シャフ」と友人たちに呼ばれ、ロンドン西部のホワイトシティで育った。職業は機械工。サッカーチーム「クイーンズ・パーク・レンジャーズ」(英プレミアリーグ2部)のサポーターだった。エルシークは21歳の時に、カナダに住むエチオピア人の女性と結婚している。

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