オハイオ州クリーブランドで米共和党全国大会が始まった18日、新たなスキャンダルが幕を開けた。ドナルド・トランプの妻メラニアの演説に、2008年民主党全国大会のミシェル・オバマ大統領夫人の演説とほとんど同じ表現が何度も出てきたのだ。
【参考記事】トランプ夫人のスピーチ盗用疑惑も 異常事態続出の共和党大会
これは盗用であり、不正行為だ。トランプ陣営の選対本部長を解任されてCNNのコメンテーターに転じてからもかつての雇い主を擁護し続けてきたコーリー・ルワンドウスキでさえ、「このスピーチ原稿を書いた者は、責任を取って解雇されるべきだ」と認めている。
【参考記事】トランプはなぜ宗教保守派のペンスを選んだのか
しかし、トランプ陣営は誰ひとりクビにしていない。謝ってもいないし、過ちを認めてもいない。ただ言い訳を並べるだけだ。
共和党の面々の多彩な言い訳を集めてみた。
盗作したのはほんの一部だから、盗作に当たらない
まずは、ニュージャージー州知事のクリス・クリスティーから。
Plagiarism? "Not when 93% of the speech is completely different than Michelle Obama's speech." -@GovChristie https://t.co/C280sUME33— TODAY (@TODAYshow) 2016年7月19日