異例尽くしの共和党大会で見えた、「トランプ現象」の終焉

【参考記事】トランプ夫人のスピーチ盗用疑惑も 異常事態続出の共和党大会

 トランプ陣営は強く否定したが、やがて否定しきれなくなり、20日になって「トランプの企業サイドのブレーンがゴーストライターで、その女性が責任を取って謝罪する」という流れになった。結果的に「コピペ」を認めた形で、またダメージコントロールに2日間を要したために、批判的な報道が垂れ流しされるままになった。

 この間、多くの政治家や支持者が演台に立ってスピーチしたが、具体的な政策論はほとんどなく、共通の話題は「ヒラリー批判」だけ。19日頃からは、参加者の間で「Lock her up!(牢屋にぶち込め!)」というフレーズが合言葉になり、何かにつけてそのチャント(合唱)が起こるようになった。

 このセンチメントに多くの政治家が「便乗」した。例えばニューヨークの元市長、ルドルフ・ジュリアーニ氏などは、9・11の同時多発テロ直後にはニューヨーク選出の上院議員だったヒラリーと二人三脚で、ニューヨークの復興や治安確保をやっていたことなどまったく無かったかのように「ヒラリーは嘘つき」だとジェスチャー付きで絶叫していた。

「便乗」の最たるものはニュージャージ州のクリス・クリスティ知事だろう。自分は以前に連邦検察官だったので、その「経験を活かしてヒラリーの起訴をやってみよう」と提案し、一つ一つヒラリーの「罪状」を取り上げては「有罪? それとも無罪?」と聴衆を挑発していった。場内は大喜びで「有罪」と叫び、そしてお気に入りのフレーズである「牢屋にブチ込め」を合唱した。

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