そして3日目の20日に大きなドラマが起きた。予備選で獲得代議員数第2位と善戦したテッド・クルーズ上院議員(テキサス州選出)が演台に立ち、延々と彼なりの「保守思想」を語った上で、最後にこうブチ上げたのだ。「11月には投票に行きましょう。そして投票用紙を下から上までよく見て、自分の信念に従って投票しましょう」
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これに対してトランプ支持派で固めたニューヨーク州の代議員団からは激しいブーイングと共に「トランプ支持をせよ」というコールが起きた。だがクルーズは、「ニューヨーク代議員団は情熱的ですねえ。私は大好きですよ」と微笑んで受け流し、場内に大見得を切るかのように手を振って降壇した。要するに「自分はトランプを支持しない」と言ったようなものだ。