つらいおなかの悩みを救う「低FODMAP」食事療法って?

<慢性の腹痛や下痢、便秘......過敏性腸症候群の症状緩和には短鎖炭水化物の摂取を減らす治療が有効>(写真:キヌアの実の上に焼き野菜とホウレンソウをのせ、低脂肪のヨーグルトをトッピングしたIBS患者向けメニュー)

 ボストンの栄養士ケイト・スカーラタは2年前にある専門家会議で、目標は「IBSをもっとセクシーに語ること」だと宣言して参加者の笑いを誘った。彼らは今頃、もっと真剣に受け止めればよかったと後悔しているかもしれない。

 IBSとは、過敏性腸症候群のこと。スカーラタは、この病気をはじめとする胃腸の機能障害に悩む数百人の患者に手を差し伸べてきた。数年、時には数十年も下痢や便秘、腹部の膨満感やガス、腹痛などのつらい慢性症状に苦しんでいる人々だ。

 排泄物やおならの話が絡む胃腸の悩みを大っぴらに語ることはタブー視されていると、スカーラタは言う。「それでも、私がパーティーの席などで自分の職業を明かすと、近くにいる人たちが身を乗り出すようにして質問してくる」

 スカーラタはそんな人々やIBSの患者に、「発酵性のオリゴ糖、2糖類、単糖類、ポリオール」の説明をする。この4つをまとめた略語がFODMAP。小腸で吸収されにくい「短鎖炭水化物」のことだ。

【参考記事】愛犬とのキスは危険がいっぱい

 このFODMAPがIBSを含む胃腸疾患の元凶であることを示す研究が増えている。小腸でうまく吸収されないFODMAPは、やがて大腸に入る。それを大腸内の細菌が食べ、水素やメタンのようなガスを出す。

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