マラウィ戦闘終結も戒厳令継続 イスラム過激派残党200人が国内潜伏か

<国内残党200人は本当か、それともドゥテルテが引き続き軍を強化し戒厳令を続けるための誇張なのか>

フィリピン南部ミンダナオ島の都市マラウィを今年5月23日以来占拠して国軍との戦闘を継続していたイスラム過激派は、指導者2人と最後まで残って抵抗を続けていたメンバー約40人の相次ぐ殺害でようやく全市を解放、戦闘終結が宣言された。

しかし、同市周辺部に布告された戒厳令は依然として解除されておらず、残党など依然としてイスラム過激派メンバーの約200人がフィリピン国内各地に潜伏している、と政府は発表。こうした残党などを完全に掃討するためにドゥテルテ大統領は国軍参謀総長に陸軍を増強するよう指示を出すなど「テロとの戦い」はいまだに終結する見通しはない。

一部からは「こうした脅威の存在を強調することで国軍の増強、そして戒厳令の維持を意図的に行おうとしているのではないか」とのうがった見方もではじめている。

10月23日にロレンサーナ国防相が「戦闘の完全終結」を宣言したものの、26日には新任のゲレロ国軍参謀総長に対してドゥテルテ大統領が「陸軍10個大隊の新設」を指示した。

約200人が逃亡、潜伏中

さらに27日にはバディリア国軍報道官が「現在フィリピン国内でイスラム過激派のメンバー約200人の行方を追っている。彼らは逃亡中で国内各地に潜伏しているものとみられ、国民の生活を脅かす可能性がある」と発言した。

国軍によると、今年5月23日にマラウィ市での戦闘が勃発して以来、中東のイスラムテロ組織「イスラム国(IS)」に忠誠を誓うフィリピンのイスラム過激組織のメンバー、さらに密入国する形で戦闘に加わったISのメンバーあるいはシンパとされる外国人などその勢力は約700~千数百人とされた。

あわせて読みたい

ニューズウィークの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

国際総合ニュースアクセスランキング

国際総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2017年10月30日の国際総合記事

キーワード一覧

このカテゴリーについて

世界の経済情報、政治、外交、宗教や事件など世界中の情報をお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。