米黒人世帯の純資産は8ドル、白人世帯の30,000分の1

<比較的リベラルなボストンでも、黒人と白人の経済格差は驚くほど大きい。国連もアメリカの人権侵害の調査に乗り出した>

米東部ボストンの地方紙ボストン・グローブの調査報道班「スポットライト」が、人種差別が激しい町とされるボストンの評価の真偽を問うため、徹底調査を行った。各種データや調査結果を分析し、数百件のインタビューも実施した。

その調査の前編が、12月10日付の紙面に掲載された。人種問題は一時的に改善したとはいえ、ボストンにはいまだに人種差別が蔓延しているというのが、スポットライトの出した結論だ。

「自由の砦として知られるボストンで、私たちは、人種問題でも多くの進歩を遂げてきたのだと自らを欺いてきた」と記者は書く。「人種差別は昔と比べればたしかに目立たなくなり、暴力事件も減り、ボストンの町は全体的に寛容になった。だが、昔ほどあからさまではないにせよ、富や権力をめぐる不平等は変わっていないし、人種差別的な態度も根強い」

調査結果のなかで一際目を引くのは、ボストンに住む白人と黒人の間の経済格差だ。

資産とほぼ同じだけの借金

ボストン連邦準備委員会の統計データを分析したスポットライトは、ボストンに住む移民以外の黒人世帯の純資産の中央値が、わずか8ドルだと突き止めた。「車であれ、家であれ、貯金であれ、彼らは保有する全資産とほぼ同額の借金を背負っているということだ」

一方、ボストンの白人世帯の純資産の平均値は24万7500ドルで、黒人世帯の3万1000倍以上だ。

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