屋外排泄ゼロを目指すインドに登場した、トイレ建設の助っ人3Dプリンター!

       
<ついにロボットを駆り出したインドのトイレプロジェクトの行方は...>

シンガポールに本社を置く産業機械メーカー、ハミルトン社が生みだした製品がインドを救うかもしれない。同社が先ごろ発表したのはトイレを製造する3Dプリンター「HamilBot Mark 1」。これまでよりも低コストかつ短い時間で製造が可能になる。さらに稼動する人件費のカットも大きな魅力だ。ロボットなら24時間、365日働くことができる。

トイレ建設ラッシュのインドに強力な助っ人

同社はもとより3Dプリンターの領域で存在感を示していたが、今回注目すべきは、この技術をインドで活用するというプロジェクト。ユニセフ(国連児童基金)のデータによると、インドの人口の約半数にあたる5億2400万人が屋外で排泄する。2011年のインド国勢調査で、一般家庭で専用のトイレを設置しているのはわずか53%という結果も出た。劣悪な衛生状況が原因で死に至るケースさえあるという。

2014年に就任したナレンドラ・モディ首相は、2019年までに屋外排泄ゼロを目指す、一般家庭のトイレ設置計画「スワッチ・バーラト(クリーン・インディア)」プロジェクトを進めている。1億ドル(約109億円)以上を投入し急ピッチでトイレを建設。最新の情報では、6000万基に到達している。それでも、目前に迫った2019年までに目標を達成するには何らかの支援があるのが望ましい。

ここで登場したのが、ハミルトン社だ。シンガポール国立大学の付加製造センターと協力し、インド東部ビハール州マドゥバニで3Dプリンターでのトイレ作りを2018年1月末に始める。建材は、フライアッシュ(石炭灰)をリサイクルして使用したセメント。マドゥバニに「HamilBot Mark 1」が生みだしたトイレが続々と現れる日も近い。

あわせて読みたい

ニューズウィークの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

国際総合ニュースアクセスランキング

国際総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2018年1月25日の国際総合記事

キーワード一覧

このカテゴリーについて

世界の経済情報、政治、外交、宗教や事件など世界中の情報をお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。