【平昌五輪】開幕前日の軍事パレードは数カ月前から計画していた

北朝鮮が軍事パレードの準備をしている、という第一報が流れたのは1月中旬。平昌オリンピック開催前に韓国と対話を再開する用意がある、と金正恩が発言した直後のことだった。

韓国政府は、平昌オリンピックが「朝鮮半島、北東アジア、世界の平和実現への足掛かりになる」として南北和解への期待を前面に出し、「平和のオリンピック」になるはずだと言った。

だが南北の選手が朝鮮半島を描いた「統一旗」を掲げて合同行進する開幕式の前日に、核・ミサイル開発の成果を誇示し、1950~1953年の朝鮮戦争で韓国に侵攻した朝鮮人民軍を称える軍事パレードを決行しようとする北朝鮮の動きは、朝鮮半島の有意義な和平実現に向けた課題を浮き彫りにする。1953年7月の休戦後、朝鮮半島ではいまだに平和条約が締結されていない。

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、オリンピック開幕直前というタイミングと無関係に軍事パレードを行う権利が北朝鮮にはある、と主張した。一方の韓国は、例年2月末から3月初めに開始する米韓合同軍事演習について、オリンピックを台無しにしないために延期を決めた。

「どの国家も、自国の軍隊の創建日を盛大に祝うのは慣例であり、極めて初歩的な常識だ」とする労働新聞の2月3日の論説を、AFP通信は伝えた。北朝鮮はそれより前の1月29日、韓国メディアが軍事パレードの開催を批判したことに反発し、金剛山地区で予定していた韓国との合同文化行事の中止を一方的に通知した。

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