中朝首脳会談を両者の表情から読み解く

訪中した北朝鮮要人はやはり金正恩だった。会談中、金正恩がメモを取っていたことと習近平の最大級の笑顔の演出、そして宴会で夫人を習近平に紹介する際の金正恩の緊張した表情などから何が読み取れるかを考察する。

金正恩委員長は会談中、メモを取っていた

3月26日に行われた習近平国家主席と金正恩委員長(以下敬称略)との首脳会談において、最も驚いたのは、金正恩が必死にメモを取っていたことだった。

習近平が話をしている間は、中国語が分からないと思うのだが、それでもしっかり習近平の顔を見つめ、通訳が朝鮮語に通訳し始めると、必死になってメモを取る。

首脳会談ではあり得ない姿だ。北朝鮮においては、さらにあり得ないことだろう。

これは金正恩が習近平に対して、如何に敬意を表そうとしているかの何よりの証左(あるいは演出?)だと思われる。

「私はあなた様の生徒です」

「あなた様が兄貴分で、私はあなた様の弟分に過ぎません」

という意思表示をすることによって、金正恩が習近平にひれ伏していることを表す。

このことからも、訪中を申し出たのが、金正恩側であったことが窺われる。

「習近平国家主席の招聘により」とニュースでは報道しているが、この「招聘」というのは、たとえば金正恩から訪中の依頼があり習近平と会談したいと書いてあった場合、習近平が承諾すれば、習近平が許可を出し、その意思表示として「習近平の名において招聘状を書く」ということを意味するのであって、決して習近平が積極的に招聘したいと望んだから招聘状を書いたということではない。
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