「胸は垂れるときは垂れる」 母乳神話にまつわる5つの誤解を検証すると...

<母乳育児が1番とは言うものの、通説に振り回され過ぎるのは良くない。さまざまな恩恵のある母乳にまつわる誤解を解けば、マイナスの噂によるストレスを減らすことも期待できる。本誌SPECIAL ISSUE「0歳からの教育 発達編」より>

赤ちゃんにとって母乳育児が最もいいという点で、小児保健専門家の意見はほぼ一致する。母乳は赤ちゃんの免疫機能を高め、病気や病原菌から守ってくれる。授乳は母子の絆も深めるし、生後数カ月の母乳育児と子供のIQ(知能指数)向上の関係を示唆した研究もある。

こうした多くの恩恵が確認されていても、WHO(世界保健機関)とユニセフ(国連児童基金)による194カ国の調査では完全母乳で育つ生後6カ月未満の赤ちゃんは40%だけだ。

母乳育児を妨げるような誤解も多い。以下に見てみよう。

授乳は痛い

通常は、授乳で痛みを感じることはない。痛む場合は乳首の真菌感染症、赤ちゃんが正しい位置で吸えていないこと、母親の妊娠などが考えられる。

赤ちゃんには乳首だけでなく、乳輪まで深くくわえさせよう。そうしないと母乳がうまく飲めずに乳首だけ強く吸われ、母親は乳首をつねられるような痛みを感じることもある。乳頭亀裂のリスクも増す。

珍しい例だが、授乳中に嫌な心地がする人もいる。不快性射乳反射(D-MER)と呼ばれ、ホルモンバランスが原因のようだ。授乳期間中続く場合もあるが、大抵は3カ月ほどで消える。

授乳をすると疲れる

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