ジュリアーニはトランプの切り札なのか、それとも刺客なのか? - 冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代

       
<トランプの顧問弁護士に就任したジュリアーニは失言続き。実はトランプ政権への刺客として送り込まれた、という見方まで飛び出す始末>

ルドルフ(ルディ)・ジュリアーニ氏といえば、1994年から2001年までニューヨークの市長を務め、市の治安を飛躍的に改善するとともに、2001年9月にNYを襲った9.11同時多発テロの際には、危機管理のお手本と言われ、世界中から尊敬を集めたこともあります。

その手法は、記者会見で徹底した情報公開を続ける一方で、亡くなった市警察・消防隊員の葬儀には全て参列するという誠意を見せ、そしてブッシュ政権や、NY選出の上院議員だったヒラリー・クリントンなど国政サイドとの連携を心掛けるという正攻法でした。

そのジュリアーニ氏は、2008年の大統領選の前には、共和党の「本命」と言われました。ですが、当時の共和党を牛耳っていた「宗教保守派」から猛烈なバッシングを受け、予備選序盤であっけなく敗退したのです。そのバッシングというのは、「銃規制に賛成し、中絶を容認するのはニセ保守だ」というのと「不倫して離婚し、再婚するというのは政治家失格」という個人的な中傷でした。

2016年の大統領予備選でジュリアーニ氏は、4月という比較的早い時期にトランプ支持を打ち出して世間をアッと言わせました。中道と思われていたのに、右派のトランプと組んだのですから、意外性は抜群でした。

政権発足後には、国務長官に抜擢されるのではという噂もあったのですが、危機管理コンサルの仕事を続ける中で、海外のクライアントを多く抱えており、カネのやり取りも相当あったことで、実現しなかったようです。

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2018年5月22日の国際総合記事

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