NATO会議と米ロ会談:無知なトランプの訪欧に震えるヨーロッパ

<欧州の安全保障など何もわかっていないトランプがNATOの結束をぶち壊し、米ロ首脳会談では米朝会談の二の舞のような一方的譲歩をしかねない>

7月11~12日にブリュッセル(ベルギー)で開かれるNATO(北大西洋条約機構)首脳会議と、16日にヘルシンキ(フィンランド)で開かれるロシアのウラジーミル・プーチン大統領との初の米ロ首脳会談。両方とも、ドナルド・トランプ米大統領が出席する。トランプがまた何をしでかすか、ヨーロッパの指導者を不安が覆っている。

NATOと欧州各国政府は表向き歓迎ムードを高めようと苦心しているが、本音ではトランプの政策や同盟国間の結束、さらにヨーロッパの安全保障がどうなるか懸念している。

トランプはこれまで公私ともに欧州の指導者を激しく非難し、6月にカナダで行われた主要7国(G7)首脳会議を混乱に陥れた。彼はアメリカの同盟国を敵扱いし、いわれなき貿易戦争を仕掛けた。NATOを「NAFTA並みに悪い」と批判し、アメリカの外交政策の大きな成果の1つであるEU(欧州連合)を指して「アメリカを食い物にするために設立された」と言い放った。

フランスのマクロン大統領にEUからの離脱を勧めたこともある。クリミアはロシアの一部だと繰り返し、ロシアの侵略行為の肩をもった。アメリカをはじめとする西側諸国は、2014年にウクライナのクリミアを併合したロシアを非難し、制裁してきたが、トランプはその公式な立場を認めようとしない。

あわせて読みたい

ニューズウィークの記事をもっと見る 2018年7月4日の国際総合記事
「NATO会議と米ロ会談:無知なトランプの訪欧に震えるヨーロッパ」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    無知は怖いよ、何するかサッパリ予想出来ないからな。

    0
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

国際総合ニュースアクセスランキング

国際総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

海外の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

世界の経済情報、政治、外交、宗教や事件など世界中の情報をお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら