コンゴで少年より重宝される少女兵

<紛争地域で強制的に民兵組織に加入させられた幼い少女たちは、恐怖と暴力にさいなまれ続けている>

マリアム(身の安全のため仮名を使用)の目は年齢よりずっと年老いている。彼女はまだ13歳かもしれないが、その目は一生脳裏から消えないほどの暴力と恐怖を見てきた。

彼女はコンゴ(旧ザイール)のカサイ地方の村の出身。数十年来の暴力で荒廃が進んだ中央アフリカの広大な国の中でも、激しい紛争を経験した地域だ。直近では2016年に政府軍と反政府系民兵の間で戦闘が勃発して数千人が死亡、全住民が避難民と化した。

紛争が始まったとき、村の指導者らは敵対勢力から住民を守るため民兵組織を結成。村長はマリアムに、家族を守るには戦うしか道はないと告げた。だが当時11歳だった彼女は、この言葉が嘘だったとすぐに気付いた。

彼女は仲間の少年兵を含む多くの人々が目の前で死ぬのを見た。両親が軍に殺されたとき、わずかな身の回り品をまとめて逃げようと決意。何日か歩き続け、民兵から脱走した子供たちが暮らす保護地域にたどり着いた。今では屋根の下で眠り、食べ物もあるが、マリアムの心はひどく混乱したままで悪夢にさいなまれている。

マリアムのような例は、カサイでは珍しくない。民兵の5人に3人は18歳以下とみられ、そのうち半数以上が15歳以下だ。

私たちは、マリアムと同じく民兵に強制加入させられた16人の少女に話を聞いた。彼女たちは無理やり儀式に参加させられ、戦闘時に「弾丸が当たらない体になる」ための掟に従わされた。

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2018年7月11日の国際総合記事

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