ISISの「奴隷」にされた少女が、避難先のドイツで元戦闘員と悪夢の再会

<ドイツの警察はヤジディ教徒の少女を虐待したISIS元戦闘員を、「同じ難民だから」という理由で野放しにしていた>

テロ組織ISIS(自称イスラム国)に拉致されて奴隷のように扱われた後、脱出したクルド人ヤジディ教徒の10代の少女が、ISISの元戦闘員の男に避難先のドイツで居場所を知られ、イラクに戻らざるを得なくなっていたことがわかった。

4年前の2014年8月、ISISはイラク北部に進撃し、数千人ものクルド人やヤジディ教徒を拉致した。家族とともに拉致された当時15歳の少女、アシュワク・タロは、アブ・フマムという名前のシリア人の男にドイツで再会したことを明らかにした。その男は多数の若い女性や少女をISISから買い取り、イラク北部モスル近郊に監禁。約10か月にわたり日常的に虐待し、イスラム教に改宗するよう強要していた。

2015年6月、周到に計画して何とか脱出を果たした後、難民となった彼女は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を緩和する人道支援プログラムを受けながら、ドイツ南部シュツットガルトで生活を始めた。2016年頃、彼女は何者かに尾行されている気がしたが、その時は何も起きなかった。そして今年2月、自宅がある難民キャンプに向かって歩く途中、男が目の前に現れたと言う。

悪夢の再会

「呼び止められたのは、今年の2月21日のことだった。恐る恐る男の顔を見て、体が凍りついた。監禁中と同じように不気味な髭と醜い顔をした、アブ・フマムだった。ドイツ語で『お前はアシュワクだな?』と問われたときには、言葉が出なかった」とタロは8月15日、クルド系メディア「バスニュース」の独占インタビューで語った。

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