ハワイで日焼け止めが販売禁止に!? 医師会らの反対を押し切って

<サンゴの白化につながる化学物質を含む製品の販売禁止に乗り出したハワイ州の本気度>

ここ数年、世界中でサンゴ礁が危機にさらされている。二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスが急増し、温暖化によって海水温が上昇。サンゴ内に共生する褐虫藻が排出され、サンゴは白く、もろい状態になる。

サンゴの白化と呼ばれるこの現象は1980年代に比べて4倍の速度で進んでおり、白化したサンゴは通常、死に至る。近年は世界各地で、サンゴの白化と死が次々と報告されている。

国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)によれば、原因は気候変動に加えて開発や外来生物、魚類乱獲、観光、海洋汚染など多岐にわたり、各地で対策が始まっている。そんななか、ハワイで一味違った世界初の試みが誕生した。サンゴ礁に害を及ぼす化学物質を含んだ日焼け止めの販売を禁止する法案が、州議会で可決されたのだ。

7月初め、ハワイ州のデービッド・イゲ知事は法案に署名。2021年1月1日以降、州内ではオキシベンゾンとオクチノキサートを含有する日焼け止めの販売が禁止される。

同法のきっかけになったのは、オキシベンゾンがハワイのサンゴ礁に打撃を与え、気候変動への耐性を弱めると指摘した最近の研究だ。こうした化学物質はDNAを損傷させ、内分泌物を破壊し、サンゴを死滅させる。

米内務省国立公園局によれば、国内のビーチで海水浴客から流れ出す日焼け止めは、毎年4000~6000トンに上る。「ハワイのサンゴ礁の耐性を守り、回復させるための小さな一歩だ」と、イゲは語った。

あわせて読みたい

記事提供社から

「ハワイで日焼け止めが販売禁止に!? 医師会らの反対を押し切って」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    法案は販売を禁止しているだけで、実際サンゴに有害な日焼け止めを塗っているかどうかを取り締まれないのであまり意味がないのでは?

    0
この記事にコメントする

新着トピックス

\ みんなに教えてあげよう! /

国際総合ニュースアクセスランキング

国際総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

海外の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

世界の経済情報、政治、外交、宗教や事件など世界中の情報をお届け中。