トランプを追い込む疑惑のサウジ皇太子

       
<ジャーナリストの死で「改革派」皇太子のダークな一面が暴露され、トランプとクシュナーの中東政策が窮地に>

「素晴らしい一日だった」――昨年5月、大統領就任後初の外遊先に選んだサウジアラビアに到着し、まさに王侯貴族並みの厚遇を受けたドナルド・トランプ米大統領は、満足げにそう語ったものだ。

オバマ前政権時代、両国の関係はどちらかといえば冷え込んでいた。当然、トランプはその逆を行く。明日からのサウジアラビアは「アメリカに巨額の投資」を行い、中東和平における重要なパートナーとなる、それが私の「戦略的ビジョン」だ。そう豪語した。

これを聞いて大げさに喜んでみせたのはトランプの娘婿で大統領上級顧問のジャレッド・クシュナー。彼はサウジの実質的な指導者となったムハンマド・ビン・サルマン皇太子(33)と親密な関係を築いてきた。

アメリカにとって、国内外で何かと評判の悪いサウジと組むのは大きな賭けだった。それでもクシュナーは、サウジを取り込むことには特別な価値があると言い張った。

若き皇太子をアメリカの味方に付けておけば、いざトランプ政権がパレスチナ紛争の「解決策」を提示したとき、きっと影響力を行使してアラブ諸国を説得してくれるだろう。そうすればトランプは、パレスチナに平和をもたらした大統領として歴史に名を残すことができる......。

それから1年半がたつ今、その若き皇太子のせいでトランプ政権は政治的・外交的な砂嵐に巻き込まれている。サウジ出身でアメリカを拠点に活動していたジャーナリストの

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2018年11月13日の国際総合記事

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