米警察はネオナチより極左アンティファがお嫌い

<白人至上主義団体との衝突で刺傷させられたアンティファを、警察が執拗に捜査対象にしてきたことが分かった>

2016年6月26日、米カリフォルニア州サクラメントで白人至上主義団体が集会を開くと、それに抗議するアンティファ(アンチ・ファシストの略)の集団と衝突して暴動に発展。数名の活動家が刃物で切りつけられた。

英紙ガーディアンの報道によれば、警察は事件後、アンティファ100人の身元を調べ、暴動に関わったとして約500件を起訴するよう検察当局に勧告した。そのうちの8人は抗議中に刺されるか殴打されていた。

だが白人至上主義とつながりのある22人の男について警察が起訴勧告したのはわずか5件で、ほとんどが軽い罪だった。今のところ、刺傷では誰も起訴されていない。

暴動および暴行容疑で起訴されたアンティファ3人の代理人を務める弁護士たちは今週、裁判の審理が始まるのを前に、警察側がまとめた100件以上の報告書を読み返して新たな事実を明らかにした。

それらの報告書から、警察が2人のアンティファを起訴する根拠として、左派団体や先住民の人権団体とのつながりやソーシャルメディアの投稿などを利用していたことが分かった。

ガーディアンは以前、集会で負傷後に警察の捜査対象とされた2人の活動家に話を聞いた。そのうちの1人は暴動を扇動し自らもそれに参加した容疑で起訴された。新たな資料から、刺傷または殴打された抗議者がさらに6人、容疑者として警察に追われていたことも明らかになった。

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